たとえ君が・・・
多香子が目を開けるとそこには自分の方を見つめている渉の姿があった。
目と目をあわせて微笑みながら、今までのことを思い出し二人は何とも言えない気持ちになる。
「行こうか」
「あぁ」
多香子がそう言って立ち上がると渉が「多香子」とその名前を呼んだ。
「ん?」
多香子が振り向く。
「愛してる」
「・・・急になに?」
「なんでもない。ほら、絆。行こうな~」
耳まで真っ赤になった渉が立ち止まる多香子を抜かして歩き始めた。
目と目をあわせて微笑みながら、今までのことを思い出し二人は何とも言えない気持ちになる。
「行こうか」
「あぁ」
多香子がそう言って立ち上がると渉が「多香子」とその名前を呼んだ。
「ん?」
多香子が振り向く。
「愛してる」
「・・・急になに?」
「なんでもない。ほら、絆。行こうな~」
耳まで真っ赤になった渉が立ち止まる多香子を抜かして歩き始めた。