本当の私を見つけて
これでいいんだ。

私はこんくらいがちょうどいいんだ。
キャバクラでおっさん達に
ちやほやされて調子に乗っていたのかもしれない。

母に見捨てられたときに
戻ったと思えばいい。

最初から私には何も無かったんだから。
失うはずのものもなかったのだから。


だから。早く泰樹のことは忘れよう。



私はまた笑顔を貼り付けて夜の街に
でれば、私を求めてくる男は
腐るほどいるんだ。
泰樹にこだわる必要なんて
ないんだ。
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