思いを乗せたカクテルをあなたに
アーサーを封印し、一段落が着いた後、カミラはコナミを連れて、洋子が経営する店にやって来た。
「洋子さん。ありがとうございました」
カミラは、洋子の姿を見つけると頭を下げる。洋子は、優しく微笑んだ。そして、カミラとコナミを席に案内する。
「カクテルは、洋子さんのお任せで!」
「かしこまりました」
カミラとコナミは、注文したカクテルを待った。しばらくすると、茶色のカクテルが運ばれてくる。
「お待たせ致しました。こちらは、キャロルというカクテルです」
カクテルを、カミラとコナミの前に置く。そして、「ごゆっくりどうぞ」と微笑んで消えていった。キャロルのカクテル言葉は――。
――この想いを君に捧げる