愛は、つらぬく主義につき。 ~2
そうやってあんたを矢面に立たせることになるって。そこまで考えてもなかった迂闊さを今さら後悔した。どんだけ思い上がってたの、自分ひとりが謝れば済むハズなんて。奥歯をぐっと噛みしめた。今のあたしには他に言える言葉すらないのに。
「・・・・・・ごめ・・・っっ」
顔を背けかけたのを伸びてきた手で顎の下を捕まえられる。ぐっと上を向かされ、極道には見えない綺麗目の顔立ちが間近に迫った。
「ぜんぶ引っくるめてオレが宮子のダンナだって自覚あんの? 責任取るくらい当たり前なんだよ、・・・バーカ」
あたしを冷ややかに見据え。
「『ゴメンナサイ』は聞き飽きた。迎えに行くまでマシな反省文考えときな」
言い放った次の瞬間。唇に噛み付かれてた。
角度を変えて下唇、上唇、交互。舌でなぞられ甘噛みされる。同じワルツでもテンポの早いウインナーワルツ。叱られてるのか甘やかされてるのか、されるがまま。
吐息の離れぎわ、低い囁き。
「・・・あとでじっくり訊く。オマエの体に」
「・・・・・・ごめ・・・っっ」
顔を背けかけたのを伸びてきた手で顎の下を捕まえられる。ぐっと上を向かされ、極道には見えない綺麗目の顔立ちが間近に迫った。
「ぜんぶ引っくるめてオレが宮子のダンナだって自覚あんの? 責任取るくらい当たり前なんだよ、・・・バーカ」
あたしを冷ややかに見据え。
「『ゴメンナサイ』は聞き飽きた。迎えに行くまでマシな反省文考えときな」
言い放った次の瞬間。唇に噛み付かれてた。
角度を変えて下唇、上唇、交互。舌でなぞられ甘噛みされる。同じワルツでもテンポの早いウインナーワルツ。叱られてるのか甘やかされてるのか、されるがまま。
吐息の離れぎわ、低い囁き。
「・・・あとでじっくり訊く。オマエの体に」