愛は、つらぬく主義につき。 ~2
「あのねぇ、きょうは、ゆりちゃんもくるのー」
「ゆりちゃん? 雅ちゃんのおともだち?」
ソファで、あたしの膝の上に抱っこされた雅ちゃんが、舌足らずにお喋りを始めた。
「ゆりちゃんはぁ、ママとパパとー、ふじくんのー、おともだち」
相澤さんと藤さんとも“お友達”・・・?
リビングテーブルの角を挟んで、くの字に置かれた一人がけのソファに、椿ちゃんを抱っこして座る織江さんを何気なく見やれば。
「わたしが働いてた輸入雑貨のお店のオーナーさんで、本当のお姉さんみたいにしてもらってる、すごく素敵なひとなの。宮子さんにも紹介したいってずっと思ってて・・・。都合がついたから、後で来てくれることになってるんだけど、いい?」
遠慮がちに言われて、すぐさま笑顔で返す。
「もちろんです。なんかサプライズゲストに会えるみたいで、楽しみ!」
「良かった・・・! きっとね、宮子さんの助けにもなってくれる人だって思うから」
織江さんは、ふわりと微笑んで。ハーフアップにして肩から流れるセミロングの髪を揺らした。
「ゆりちゃん? 雅ちゃんのおともだち?」
ソファで、あたしの膝の上に抱っこされた雅ちゃんが、舌足らずにお喋りを始めた。
「ゆりちゃんはぁ、ママとパパとー、ふじくんのー、おともだち」
相澤さんと藤さんとも“お友達”・・・?
リビングテーブルの角を挟んで、くの字に置かれた一人がけのソファに、椿ちゃんを抱っこして座る織江さんを何気なく見やれば。
「わたしが働いてた輸入雑貨のお店のオーナーさんで、本当のお姉さんみたいにしてもらってる、すごく素敵なひとなの。宮子さんにも紹介したいってずっと思ってて・・・。都合がついたから、後で来てくれることになってるんだけど、いい?」
遠慮がちに言われて、すぐさま笑顔で返す。
「もちろんです。なんかサプライズゲストに会えるみたいで、楽しみ!」
「良かった・・・! きっとね、宮子さんの助けにもなってくれる人だって思うから」
織江さんは、ふわりと微笑んで。ハーフアップにして肩から流れるセミロングの髪を揺らした。