愛は、つらぬく主義につき。 ~2
あたしが仁兄をクリスマスに誘ったからかどうかは定かじゃないけど。会社の冬季休暇が例年よりちょっぴり早い、26日から年明けの5日までに急きょ増量されたらしい。
アレだよね、年末がかき入れ時っていう業種だったらムリだよね。社員もみんな喜んでたみたいだし社長の株も上がって何よりだね仁兄・・・。
とどのつまり。25日は事実上の仕事納めであたしにとって絶好のクリスマス日和。妹思いのお兄のおかげだよ、ありがとお。・・・でも公私混同はそれくらいにしといてね?、・・・ね?!
『メリクリ~~っ!』
カウンターの隅に昔ながらのカラフルな電球を巻き付けた、小ぶりなクリスマスツリーが飾られた亞莉栖で。夜7時。それぞれのグラスを手に、ユキちゃん、あたし、遊佐、榊、仁兄がそろって乾杯。カウンター席だけほぼ貸し切り状態で恒例のクリスマス会のはじまり、はじまり~!
「なんだかんだイロイロあったけど、よかったわねぇ。今年はジン君も参加なんて嬉しいじゃない?」
ニッコリ笑顔のユキちゃんが、ナッツやおつまみをあたし達の前に並べながら楽しそうに。
「ハイ。アタシからはいつものチヨちゃんの大好物~」
じゃ~ん、と軽快な擬音付きで出てきたのはホールのベイクドチーズケーキ。ユキちゃんちの近くにあるらしいスイーツ店のオリジナルでチーズは濃厚、なのに後味がくどくないし、しっとりとろける口どけで絶品!
「ありがと~ユキちゃんっ。も、ココの食べたら他の食べらんないよー」
早速切り分けてもらった1ピースにフォークを差し入れて、舌の上でゆっくり味わう。
「ん~~っ、おいひい~~」
アレだよね、年末がかき入れ時っていう業種だったらムリだよね。社員もみんな喜んでたみたいだし社長の株も上がって何よりだね仁兄・・・。
とどのつまり。25日は事実上の仕事納めであたしにとって絶好のクリスマス日和。妹思いのお兄のおかげだよ、ありがとお。・・・でも公私混同はそれくらいにしといてね?、・・・ね?!
『メリクリ~~っ!』
カウンターの隅に昔ながらのカラフルな電球を巻き付けた、小ぶりなクリスマスツリーが飾られた亞莉栖で。夜7時。それぞれのグラスを手に、ユキちゃん、あたし、遊佐、榊、仁兄がそろって乾杯。カウンター席だけほぼ貸し切り状態で恒例のクリスマス会のはじまり、はじまり~!
「なんだかんだイロイロあったけど、よかったわねぇ。今年はジン君も参加なんて嬉しいじゃない?」
ニッコリ笑顔のユキちゃんが、ナッツやおつまみをあたし達の前に並べながら楽しそうに。
「ハイ。アタシからはいつものチヨちゃんの大好物~」
じゃ~ん、と軽快な擬音付きで出てきたのはホールのベイクドチーズケーキ。ユキちゃんちの近くにあるらしいスイーツ店のオリジナルでチーズは濃厚、なのに後味がくどくないし、しっとりとろける口どけで絶品!
「ありがと~ユキちゃんっ。も、ココの食べたら他の食べらんないよー」
早速切り分けてもらった1ピースにフォークを差し入れて、舌の上でゆっくり味わう。
「ん~~っ、おいひい~~」