溺愛なんてされるものじゃありません
「…赤崎、話聞いてる?」
「はいはい、ちゃんと聞いてますって。」
私は目の前に置かれたすき焼き鍋の中から肉を取り、流すように返事した。
「あー美味しい。」
「肉ばかり食べないで野菜もバランスよく食べろよ。」
「はいはい。」
今、私『赤崎 美織』は平国主任の部屋で一緒にすき焼きを食べている。
普段外に出れば可愛らしい癒し系と(稀に)言われるが、家では長い髪を一つにまとめ、顔はほぼスッピン状態。服もお世辞にもオシャレとは言えないような地味なスエット…完全に色気より食い気のやや干物系女子だ。
11月に入って急に寒くなり、お鍋料理が美味しい季節になった。すき焼き食べたいなぁと冗談交じりで言ったら、平国主任が作ってくれた。彼は料理が好きらしい。ちなみに私は料理は大の苦手だ。
そんな事はさておき、何故私が会社で噂の平国主任と一緒にいるかというと、マンションのお隣さんだからだ。
私は最近このマンションに引っ越してきた。そして隣の部屋に挨拶をしに行ったら、まさかの平国主任が部屋から出てきたのだ。
社長御曹司と噂の平国主任がこんなマンションに住んでいるはずがない、きっとそっくりさんだ…と思ったけど、全身から溢れる気品溢れるオーラは正しく平国主任そのものだった。
とはいえ、私は庶務課で仕事をしているので部署が違う平国主任と会社で会う事はほとんどない。実際に主任は私を見ても会社の人間とは気づかなかった。
まぁ私は平国主任の事を知ってたけど…有名だし。
言わなくても良かったかもしれないが、挨拶ついでに私も同じ会社で働いてますと言ってみたら、久しぶりに同じ会社の女性が話をしてくれると喜ばれ、気がつくと仕事後に主任の部屋で主任の作ったご飯を一緒に食べながら話をするようになっていた。
これだけははっきり言っておくけど、私と主任は付き合っているとかそういう恋愛関係は一切ない。
「はいはい、ちゃんと聞いてますって。」
私は目の前に置かれたすき焼き鍋の中から肉を取り、流すように返事した。
「あー美味しい。」
「肉ばかり食べないで野菜もバランスよく食べろよ。」
「はいはい。」
今、私『赤崎 美織』は平国主任の部屋で一緒にすき焼きを食べている。
普段外に出れば可愛らしい癒し系と(稀に)言われるが、家では長い髪を一つにまとめ、顔はほぼスッピン状態。服もお世辞にもオシャレとは言えないような地味なスエット…完全に色気より食い気のやや干物系女子だ。
11月に入って急に寒くなり、お鍋料理が美味しい季節になった。すき焼き食べたいなぁと冗談交じりで言ったら、平国主任が作ってくれた。彼は料理が好きらしい。ちなみに私は料理は大の苦手だ。
そんな事はさておき、何故私が会社で噂の平国主任と一緒にいるかというと、マンションのお隣さんだからだ。
私は最近このマンションに引っ越してきた。そして隣の部屋に挨拶をしに行ったら、まさかの平国主任が部屋から出てきたのだ。
社長御曹司と噂の平国主任がこんなマンションに住んでいるはずがない、きっとそっくりさんだ…と思ったけど、全身から溢れる気品溢れるオーラは正しく平国主任そのものだった。
とはいえ、私は庶務課で仕事をしているので部署が違う平国主任と会社で会う事はほとんどない。実際に主任は私を見ても会社の人間とは気づかなかった。
まぁ私は平国主任の事を知ってたけど…有名だし。
言わなくても良かったかもしれないが、挨拶ついでに私も同じ会社で働いてますと言ってみたら、久しぶりに同じ会社の女性が話をしてくれると喜ばれ、気がつくと仕事後に主任の部屋で主任の作ったご飯を一緒に食べながら話をするようになっていた。
これだけははっきり言っておくけど、私と主任は付き合っているとかそういう恋愛関係は一切ない。