空に星が綺麗
「そうなんですか」

職員さんは返事をした。

青空ちゃんに視線を向けると、コートを身につけているところだった。

「早い話が星川くんの代理で」

ランドセルを背負った青空ちゃんが私の前にきた。

「わたし、お姉さんと一緒に帰る」

そう言った青空ちゃんに、
「わかりました」

職員さんは納得したと言うように、首を縦に振ってうなずいた。

「青空ちゃん、お迎えがきてよかったね」

職員さんはそう言って青空ちゃんに笑いかけた。

「うん!」

青空ちゃんは嬉しそうに返事をした。

「青空ちゃん、さようなら」

「さようならー」

私と青空ちゃんは一緒に学童を後にしたのだった。

星川くんの自宅に到着すると、すぐにメッセージを送った。
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