空に星が綺麗
そう言えば、青空ちゃんは“ママ”ってお姉さんのことを呼んでいたな。

私の推理的な意味で行けば、“かーたん”と呼ぶはずだ。

あっ、そう言えば星川くんにお姉さんがいたことをどこかで知ったな!

お姉さんが迎えに行けなくなったとか何とかで、お姉さんがいたんだと思ったはず…。

えーっと、そうなると…ただ単に、私が勝手に勘違いをしたってことだよね?

「まあ、こんなところで話すのもあれですから…」

星川くんはそう話を切り出すと、
「中に入って話をしませんか?

今日は温かい方だとは言え、結構寒いですし。

いろいろと詳しいことをお話しします」
と、言った。

「はい、お願いします」

私はすぐに首を縦に振ってうなずいて返事をした。
< 65 / 73 >

この作品をシェア

pagetop