空に星が綺麗
意外だった。

料理が苦手だと言っていたし、実際に見たと言うこともあったから意外だった。

「コーヒーに関しては結構こだわりが強いですよ。

まあ、最近は飲む機会が全くなかったんですけどね。

青空はもちろんですけど、姉さんはコーヒーが嫌いな人なんで」

星川くんはそこで話を終わらせると、クッキーをかじった。

「美味しいです」

笑顔で言った星川くんに、
「よかった…」

私は答えた。

「それで、青空ちゃんがお姉さんの子供だと言う話なんですけど…」

「ああ、そうでしたね」

星川くんは首を縦に振ってうなずいた。

「姉さんは20歳、大学生の時につきあっていた恋人との間に子供ができました」

星川くんは話を始めた。
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