なりたいものがわからない主人公は現実から逃げ出すために家出をする。
そこで標さまと神様に仕える狐に出会う。そこで主人公は奇妙な体験をする。
標さまの最先端と言い張る服には、主人公と同じようにクスりと笑った。
そんな標さまの正体は迷った者を導く、道標の神さま。だが、最終的に決めるのは自分自身。
人は後悔する生き物。だから後悔のないように行きなさいと諭してくれる標さまは迷っている人にとっては重要な存在であること。
たった一つでも誰かに誇れる何かが欲しいという主人公には共感しかない。
どう頑張っても過去には戻れない。この言葉には深く突き刺さるものがあった。時は流れ、その人の行動次第で未来は変えられる。その言葉を聞いて今後の未来も自分の手で切り開いていきたいと思った。時には逃げたっていい、つらかったら休むことも大事だということを教えられた。
主人公が自分で選んだ道で幸せになれてよかった。