神様がくれたプレゼント
「何でそんなに優しいんですか?」

「……」

何も言わず、私の頬にそっと触れた。あまりにも苦しそうな表情で、私を見つめた。

「まずは、顔を冷やそう。ちょっと待ってて……」

翔さんもキッチンへ行ってしまった。


私……そんなに酷い顔してるのかな?両頬を自分の両手で抑えてみる。

えっ?
えっ?
えっ━━━!!

左の頬だけが、腫れてる。それも分かるくらい。

はっ、恥ずかしい。今頃になって恥ずかしさが込み上げてきた。こんな凄い顔を見られていたなんて。
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