神様がくれたプレゼント
ガチャッ。

玄関のドアが開き、翔さんを抱えた麗大さんが入ってきた。


「どうしたんですか?」

私は慌てて翔さんを支えた。

「とにかく、ベッドへ運ぼう」

「はい……」

翔さん、どうしちゃったんだろう?私がここに来てからこんなに酔った翔さんを見たことがない。いつも優しくて、忙しいのに話しかけてくれて……。困ったことはないか?仕事は楽しいか?沢山のことを気にかけてくれた。

私より年下なのに、しかも5歳も(笑)翔さんが20歳で、私が25歳だから……私がしょんぼりしていると、優しい笑顔で年は関係ないでしょ?だから気にしないって言いながら笑っているし……。いつも大人な彼がここまで酔っ払うとは、私には想像できなかった。
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