神様がくれたプレゼント
慶大さんは、翔さんの着替えを取りに来たらしい。私は、さっき2人に買ってきたチョコを渡して、翔さんに伝言を頼んだ。


忙しくても、ご飯は食べてと……。


「慶大さん……」

「どうした?」

「私は、ここにいてもいいのですか?」

「そう言うと思ったよ」

「…………」

私は俯いた。

翔さんがいないのに、私がいていいものだろうか?それに、ここが居心地良くて、翔さんに甘えてばかりだ。

「いいんだよ」

「本当にいいのかな?」

「翔は、美桜さんと暮らし始めてから毎日が楽しいみたいだ。だから、ここに居てやって」

「翔さんがいいと言ってくれるならここに居ます」

「よかった~。翔も喜ぶよ」

慶大さんは、私に微笑んだ。

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