神様がくれたプレゼント
うちの姉ちゃんは、慶大さんと同い年だ。姉ちゃんは、雑誌の編集長をしている。デビューするときに、取り上げてくれた。その時はまだ編集者だった。が、今は編集長になった。だからなのか、いやもとから性格がキツイ。言い方がサバサバしすぎる。だから昔から恐え存在だった。慶大さんは、俺のマネージャーだから、よく知っているのだ。それに今では飲み友達で仲がいい。まっ、お互い言いたい放題言っているから、気を使わなくていいらしい。

最近、姉ちゃんは俺を食事によく誘う。何を企んでいるのか……。美桜が見かけた女性というのも姉ちゃんだ。俺は、仕事以外、女性と会わないから。俺は美桜さえいればいい。付き合ってからは、感情を表に出してもOKだから、嬉しい。美桜とは、キスまでしかしていない。

実は……俺のファーストキスだった。

付き合いはじめてから一緒に寝るようになったけど……。ずっとイチャイチャしていたいし、キス以上のこともしたい。
なのに、いつも美桜が可愛すぎて……。俺がこれ以上触れたら……。理性が抑えきれなくなってしまう。美桜のことが好き過ぎてどうにかなってしまいそうだった。
< 60 / 85 >

この作品をシェア

pagetop