神様がくれたプレゼント
私はビジネスホテルに泊まった。カフェには、ここに来る前に、辞めることを話してきた。急で申し訳なかったけど、翔は私がいなくなったとわかればカフェに探しに行くかもしれない。だから辞めるしかなかった。新しい生活を始めるには、まず仕事を探さないと……。

でも今日は疲れちゃった。兎に角、寝たい。シャワーを浴びて、私はベッドに潜り込んだ。





「美桜……」

優しく頭を撫でられ、その温もりが恋しくて……

「もう離さないで……」

「もう、離さないよ」

きつく抱きしめられて……。私はまた深い眠りについた。

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