神様がくれたプレゼント
今日は、京都を散策。いろんな場所を周って楽しかった。最後に行った場所は、縁結びの神様がいる神社だった。翔との恋が叶うとは思えないけど……。でもやっぱり翔がいい。だから神様に祈った。私に振り向いてくれますように。お守りも買って、私は旅館に帰った。



「おかえりなさいませ」

女将さんが私に声を掛けてくれた。

「ただいま」

「散策は楽しまれましたか?」

「はい、お陰さまで楽しむことができました。女将さんに教えて頂いたカフェは、落ち着いた雰囲気でゆったり過ごすことができました。ありがとうございました。そこのケーキが本当に美味しかったです」

「そう言って頂けると私もお伝えしてよかったです」

「本当にありがとうございました」

「お疲れになられたでしょう。後ほど、お食事をご用意させていただきます」

「わかりました」

私は女将さんに微笑んで離れに向かった。

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