神様がくれたプレゼント
「んんっ、んっ」

泣いてる私にキスをした。今までになく激しいキスに私は、溺れた。

「美桜、愛してる」

「翔、愛してる」

お互い吸い込まれるように、何度もキスをした。キスだけでこんなに胸が苦しくなる。翔を好き過ぎてどうにかなってしまう。こんな気持ち、初めてだった。翔の手が私の頬に触れるだけで私の身体は敏感に反応してしまう。自分でも驚くことばかりだった。

「美桜が欲しい……」

「…うん。私も翔が欲しい」

私の手を握り、ソファーから立ち上がらせると翔と一緒にベッドへ向かった。

2人でベッドに横になると、翔が私の髪を撫でながら、セクシーな顔で私を見つめた。今まで見たことない魅力的な表情に私の鼓動は、速くなった。

「美桜…」

「何?」

「俺、実は初めてなんだ。…だから、気持ち良くさせられるかも分からないし、優しくできるかも分からない。満足できなかったらごめんな?」

耳まで恥ずかしそうにする翔が、可愛くて私は翔を抱きしめた。

「翔のしたいようにしていいよ。翔が私を求めてくれるだけで幸せだから…」

「ありがとう」

と言いながら私に優しくキスをした。軽いキスを何度もしながら、私の身体を優しく撫でる。翔の長い指で身体をなぞられただけで、全身が痺れていくのがわかる。

受け入れ体制はバッチリだった。


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