隣の席
私がどう反応していいか戸惑っていると、柚月君の顔が私の方に迫ってきていた。
「好きだら意地悪したくなる」
柚月君が私の耳元でそう囁いた。
聞き間違えじゃない。耳元で言われたからしっかり聞き取れたし、声も低めでどこか温かさを感じる柚月君のものだった。
私が目を丸くして柚月君の顔を見ると、珍しく顔を赤面させていた。
柚月君は顔は整っているし、普段赤面なんてしないから、いつもと違う柚月君にドキドキしてしまう。顔も体も熱くなってきた。
「顔真っ赤っ」
隣の席の私しか聞こえないくらい小さな声。赤面させた顔で、無邪気な笑顔を私に向けてくる。
その笑顔を目にした時、私は私の気持ちに気づいた。
「柚月君も真っ赤だし!」
私は軽く言い返して、柚月君に向かって「にー」って笑った。
「好きだら意地悪したくなる」
柚月君が私の耳元でそう囁いた。
聞き間違えじゃない。耳元で言われたからしっかり聞き取れたし、声も低めでどこか温かさを感じる柚月君のものだった。
私が目を丸くして柚月君の顔を見ると、珍しく顔を赤面させていた。
柚月君は顔は整っているし、普段赤面なんてしないから、いつもと違う柚月君にドキドキしてしまう。顔も体も熱くなってきた。
「顔真っ赤っ」
隣の席の私しか聞こえないくらい小さな声。赤面させた顔で、無邪気な笑顔を私に向けてくる。
その笑顔を目にした時、私は私の気持ちに気づいた。
「柚月君も真っ赤だし!」
私は軽く言い返して、柚月君に向かって「にー」って笑った。