極上御曹司の独占欲を煽ったら、授かり婚で溺愛されています
実際はどうなんだろう。でも村瀬さんも子供が好きって言っていたし、きっと喜んでくれるよね。
「あ、そういえば会計の時に言われていた母子手帳は、いつ取りに行くの? 今日は土曜日で、お昼までしか窓口開いていなかったんでしょ? そうしたら平日に行くしかないよね」
「うん。月曜日は発注した食材を受け取ったり、検品したりしないといけないから火曜日以降かな。半休だけもらって取りに行ってくるよ」
病院からも、早めに交付を受けてくださいと言われているし。
「ねぇ、仕事は大丈夫なの? よく安定期に入るまでは安静にしたほうがいいって言うじゃない。それに今、専務との一件以来大変なんでしょ?」
先生からも仕事は無理しない範囲で……とは言われているけれど、光美の言う通り、今の状況が状況だけにそうは言っていられない。
専務にはっきりと自分の気持ちを伝えた次の日から、毎日早乙女さんは秘書課の同僚を引きつれて社員食堂に来ていた。
そこで、以前にも増してお皿に取った料理を大量に残していく。さらに『味付けが変』『野菜が固かった』『まずくて全部食べられない』といった、なにかしらの苦情を言う。
そのたびに頭を下げて謝罪する私を、早乙女さんは勝ち誇った顔で見ては去っていく。その繰り返しだった。
当然弥生さんたちは激怒し、上層部に報告をするべきだと目くじらを立てている。
「あ、そういえば会計の時に言われていた母子手帳は、いつ取りに行くの? 今日は土曜日で、お昼までしか窓口開いていなかったんでしょ? そうしたら平日に行くしかないよね」
「うん。月曜日は発注した食材を受け取ったり、検品したりしないといけないから火曜日以降かな。半休だけもらって取りに行ってくるよ」
病院からも、早めに交付を受けてくださいと言われているし。
「ねぇ、仕事は大丈夫なの? よく安定期に入るまでは安静にしたほうがいいって言うじゃない。それに今、専務との一件以来大変なんでしょ?」
先生からも仕事は無理しない範囲で……とは言われているけれど、光美の言う通り、今の状況が状況だけにそうは言っていられない。
専務にはっきりと自分の気持ちを伝えた次の日から、毎日早乙女さんは秘書課の同僚を引きつれて社員食堂に来ていた。
そこで、以前にも増してお皿に取った料理を大量に残していく。さらに『味付けが変』『野菜が固かった』『まずくて全部食べられない』といった、なにかしらの苦情を言う。
そのたびに頭を下げて謝罪する私を、早乙女さんは勝ち誇った顔で見ては去っていく。その繰り返しだった。
当然弥生さんたちは激怒し、上層部に報告をするべきだと目くじらを立てている。