極上御曹司の独占欲を煽ったら、授かり婚で溺愛されています
まさかここでキスされるとは夢にも思わず声にならない。口をパクパクさせていると、誠司さんは恨めしそうに私を見た。
「いつも思っているんだけどさ。……本当、さくらはいったいどれだけ俺を好きにさせるつもり?」
「え……えっ!?」
「さくらがいないと生きていけないくらい好きにさせられているのに。……これ以上好きになるのが怖い」
じわじわと身体の体温が上昇していく。だって、そんなこと言われたら嬉しいやら、恥ずかしいやら……。だけどそれを言ったら私も同じ。
恥ずかしい気持ちを押し殺して、そっと囁いた。
「私もですよ」
「えっ?」
「私も誠司さんのこと、日を重ねるごとに好きになっているから怖くなります。……誠司さんだってどれだけ私を好きにさせるつもりですか?」
反撃とばかりに言えば彼は目を丸くさせた後、「勘弁してくれ」なんて言いながら手で顔を覆った。
「これから大事な取引先に挨拶をしないといけないのに……」
手の隙間から見えた誠司さんの頬は赤く染まっていて、目を疑う。
びっくりだ、誠司さんも照れたりするんだ。その照れ方がなんか可愛くて、思わず笑ってしまった。
「いつも思っているんだけどさ。……本当、さくらはいったいどれだけ俺を好きにさせるつもり?」
「え……えっ!?」
「さくらがいないと生きていけないくらい好きにさせられているのに。……これ以上好きになるのが怖い」
じわじわと身体の体温が上昇していく。だって、そんなこと言われたら嬉しいやら、恥ずかしいやら……。だけどそれを言ったら私も同じ。
恥ずかしい気持ちを押し殺して、そっと囁いた。
「私もですよ」
「えっ?」
「私も誠司さんのこと、日を重ねるごとに好きになっているから怖くなります。……誠司さんだってどれだけ私を好きにさせるつもりですか?」
反撃とばかりに言えば彼は目を丸くさせた後、「勘弁してくれ」なんて言いながら手で顔を覆った。
「これから大事な取引先に挨拶をしないといけないのに……」
手の隙間から見えた誠司さんの頬は赤く染まっていて、目を疑う。
びっくりだ、誠司さんも照れたりするんだ。その照れ方がなんか可愛くて、思わず笑ってしまった。