極上御曹司の独占欲を煽ったら、授かり婚で溺愛されています
「しっかしさくら、だいぶお腹目立つようになったな。もういつ生まれてもおかしくないんじゃないか?」
「もう、大ってば。まだだから」
久しぶりに三人で会ったというのに、私たちはいつものように笑い合う。だけど……。
「光美、ビール追加するか?」
「さすが大! 気が利く~!」
『坂本』『時田』と呼んでいたふたりが、『大』『光美』と呼び合うようになった。
光美から大と付き合うことになったと報告を受けたのは、つい二週間前。だからナチュラルに名前で呼び合うところを見ると、こっちが照れてしまう。
でも本当にふたりが恋人同士になったんだとわかって、嬉しさでいっぱいになる。ずっとそうなることを願っていたから。
ふたりの何気ないやり取りに微笑ましい気持ちになっていると、大も光美も顔をしかめた。
「ちょっとさくら、その生温かな目、やめてくれない?」
「そうだぞ。気持ち悪い」
悪態をつかれてもやめられるわけがない。
「仕方ないでしょ? ふたりの幸せそうな姿を見ていたら、自然とこんな顔になっちゃうんだから」
「もう、大ってば。まだだから」
久しぶりに三人で会ったというのに、私たちはいつものように笑い合う。だけど……。
「光美、ビール追加するか?」
「さすが大! 気が利く~!」
『坂本』『時田』と呼んでいたふたりが、『大』『光美』と呼び合うようになった。
光美から大と付き合うことになったと報告を受けたのは、つい二週間前。だからナチュラルに名前で呼び合うところを見ると、こっちが照れてしまう。
でも本当にふたりが恋人同士になったんだとわかって、嬉しさでいっぱいになる。ずっとそうなることを願っていたから。
ふたりの何気ないやり取りに微笑ましい気持ちになっていると、大も光美も顔をしかめた。
「ちょっとさくら、その生温かな目、やめてくれない?」
「そうだぞ。気持ち悪い」
悪態をつかれてもやめられるわけがない。
「仕方ないでしょ? ふたりの幸せそうな姿を見ていたら、自然とこんな顔になっちゃうんだから」