極上御曹司の独占欲を煽ったら、授かり婚で溺愛されています
最初は水族館ってどうなんだろうって思っていたけれど、意外と楽しんでくれているようでよかった。
「村瀬さんは、動物はお好きですか?」
「うん、好きだよ。実家では犬や猫を飼っているんだ」
「いいですね、羨ましいです。……私も動物は大好きなんですけど、家が飲食店をやっていたので飼えなくて……」
「……そっか」
今なら理解できるけれど、幼い頃は友達のように犬が欲しくて、駄々をこねたこともあった。きっと両親を困らせていたよね。
「さくらちゃんは、犬派? それとも猫派?」
「断然犬派です」
即答すると、村瀬さんはニッと白い歯を覗かせた。
「奇遇だね、俺も。ちなみに大型犬? 小型犬?」
「大型犬がいいです」
「本当? 俺たち、気が合うね」
無邪気に笑う姿に、温かい気持ちでいっぱいになる。
こういう何気ないことで意見が合って、笑い合えることがすごく嬉しい。
「じゃあ将来はペット可能なマンションか、広い庭がある一軒家を探さないとね。しつけもどっちがやるかで、揉めそうだ」
「えっ?」
しょ、将来は……? それはつまり、私と一緒になったら……って話ですか?
ジッと見つめていると、彼は目をパチクリさせた。だけど少しして、自分の言ったことを理解したのか狼狽え出す。
「村瀬さんは、動物はお好きですか?」
「うん、好きだよ。実家では犬や猫を飼っているんだ」
「いいですね、羨ましいです。……私も動物は大好きなんですけど、家が飲食店をやっていたので飼えなくて……」
「……そっか」
今なら理解できるけれど、幼い頃は友達のように犬が欲しくて、駄々をこねたこともあった。きっと両親を困らせていたよね。
「さくらちゃんは、犬派? それとも猫派?」
「断然犬派です」
即答すると、村瀬さんはニッと白い歯を覗かせた。
「奇遇だね、俺も。ちなみに大型犬? 小型犬?」
「大型犬がいいです」
「本当? 俺たち、気が合うね」
無邪気に笑う姿に、温かい気持ちでいっぱいになる。
こういう何気ないことで意見が合って、笑い合えることがすごく嬉しい。
「じゃあ将来はペット可能なマンションか、広い庭がある一軒家を探さないとね。しつけもどっちがやるかで、揉めそうだ」
「えっ?」
しょ、将来は……? それはつまり、私と一緒になったら……って話ですか?
ジッと見つめていると、彼は目をパチクリさせた。だけど少しして、自分の言ったことを理解したのか狼狽え出す。