誰にも邪魔させない。
え、今会ったばっかりだよね?
そんなすぐ言うんだ?
もうちょっと、ね。
元気だった?とか、最近どうだった?とか。
いくらなんでも唐突過ぎない?
なんて思ってる間に、柊は私の手を握る。
っっちょっと待って…!
し、心臓に悪いんですけど!
「嘘でしょ?私、こんなにも柊くんのこと好きなのに…」
女の子は目を潤ませながら柊に訴えかけている。
か、かわいい。
私が男子だったら、絶対断れない。