都の剣〜文化祭バージョン〜
沙月がつららに訊ねると、つららはわからないと首を横に振った。嵐猫を見つめると嵐猫は、「実は、この紙が発見されたのは、昔ではなく最近らしい。だから、まだわからないことの方が多いんだ」と言った。
葉月は辺りを見渡し、剣がないか探している。沙月も探そうとしたその時、背後から誰かに抱きしめられた。
「うわ〜女の子だ〜。可愛いね〜!癒されるよぉ〜」
「きゃああああ!!」
沙月が暴れると、誰かは沙月を放してくれた。そこにいた人物は……一言で言えば、怪しい人だった。みづらと言う髪型に、鮮やかなアロハシャツを着ている。なのに、ズボンではなく紺色の袴をはいている。全然似合っていない。明らかに怪しい人だ。
「……警察を呼んだ方がいいのか?」
葉月がそう沙月に訊ねると、その怪しい人は「失礼だぞ、少年!!」と怒り出した。
「お前たちの目的は、わかっている。これでしょ?」
その人が剣を取り出すと、妖怪たちが「その剣は……!」と真剣な表情になった。
「ヤマタノオロチを封印できる剣?」
葉月の目が輝く。
「えっ?じゃあ、あなたがあの文を作ったんですか?」
沙月が訊ねると、その人は嬉しそうに笑い、「私がスサノオノミコトだよ〜!あっ、名前長いからスーって呼んでね」と言った。
葉月は辺りを見渡し、剣がないか探している。沙月も探そうとしたその時、背後から誰かに抱きしめられた。
「うわ〜女の子だ〜。可愛いね〜!癒されるよぉ〜」
「きゃああああ!!」
沙月が暴れると、誰かは沙月を放してくれた。そこにいた人物は……一言で言えば、怪しい人だった。みづらと言う髪型に、鮮やかなアロハシャツを着ている。なのに、ズボンではなく紺色の袴をはいている。全然似合っていない。明らかに怪しい人だ。
「……警察を呼んだ方がいいのか?」
葉月がそう沙月に訊ねると、その怪しい人は「失礼だぞ、少年!!」と怒り出した。
「お前たちの目的は、わかっている。これでしょ?」
その人が剣を取り出すと、妖怪たちが「その剣は……!」と真剣な表情になった。
「ヤマタノオロチを封印できる剣?」
葉月の目が輝く。
「えっ?じゃあ、あなたがあの文を作ったんですか?」
沙月が訊ねると、その人は嬉しそうに笑い、「私がスサノオノミコトだよ〜!あっ、名前長いからスーって呼んでね」と言った。