カフェオレでお願いします
足が変な風にもつれて
そのままずるりと階段から足を踏み外して
ふわりと体が宙に浮く
……うそ
……………落ちる……っ!!
訪れるであろう痛みを覚悟して強く目をつぶった
……
……
…だけど
いつまで経っても痛みはやってこなくて
おそるおそる目を開ければ
「……っぶねーな」
少しびっくりしたような表情を浮かべた
その男の子が
階段から転げ落ちそうになった私を
抱き留めてくれていた
「…」
「大丈夫か?」
「……!」
放心してた私を見下ろして
ぶっきらぼうに言葉を向けてくる
はっと我に返って、慌てる
「ご、ごごご、ごめんなさいっ」
「おい、だから暴れんなって
そんなに落っこちてーのか、お前」
「ご、ごめんなさい…」
「ったく…」
「わっ」
めんどくさそうにため息をつきながら
抱き留めたままの私を軽々持ち上げて
そのまま踊り場の上に移動させる
「ほら」
「……ありがとう、ございます」
「ああ」
……
……
……
「……で、なんで泣いてたんだよ?」
助けてもらった手前
なんとなく立ち去るタイミングを逃して
だけど
それ以上、言葉を発する事もできず
そのまま無言でそこにいた私に
その男の子はもう一度聞いてきた
そのままずるりと階段から足を踏み外して
ふわりと体が宙に浮く
……うそ
……………落ちる……っ!!
訪れるであろう痛みを覚悟して強く目をつぶった
……
……
…だけど
いつまで経っても痛みはやってこなくて
おそるおそる目を開ければ
「……っぶねーな」
少しびっくりしたような表情を浮かべた
その男の子が
階段から転げ落ちそうになった私を
抱き留めてくれていた
「…」
「大丈夫か?」
「……!」
放心してた私を見下ろして
ぶっきらぼうに言葉を向けてくる
はっと我に返って、慌てる
「ご、ごごご、ごめんなさいっ」
「おい、だから暴れんなって
そんなに落っこちてーのか、お前」
「ご、ごめんなさい…」
「ったく…」
「わっ」
めんどくさそうにため息をつきながら
抱き留めたままの私を軽々持ち上げて
そのまま踊り場の上に移動させる
「ほら」
「……ありがとう、ございます」
「ああ」
……
……
……
「……で、なんで泣いてたんだよ?」
助けてもらった手前
なんとなく立ち去るタイミングを逃して
だけど
それ以上、言葉を発する事もできず
そのまま無言でそこにいた私に
その男の子はもう一度聞いてきた