カフェオレでお願いします
屋上は閉鎖されていて
あまり人が近付かないこの場所は元々
さぼり魔の景くんの隠れ場所
静かで落ち着くから
景くんがいない時でも
私はここでひとりでのんびりするようになった
「んで?間宮とはどんな感じなんだよ」
「…前よりはいいかな」
景くんに話を聞いてもらって
少し気持ちがすっきりしたおかげ
2週間位経ってようやく
間宮君から『逃げる』事をしなくなった
顔を見るのも、話すのも
前みたいに『普通』にできるように
ちょっとずつ頑張ってる
まだまだぎこちなくはあるけど
……まだ、胸は痛むけど
「さっさと他に好きなやつ見つけろよ」
頬杖をついた景くんが
表情を落とした私を少し心配そうに見てる
「もういいの」
首を横に振る
「もう、恋愛はしない」
傷付きたくない
自分に失望したくない
「……ふーん」
「景くんは?」
「あ?」
「付き合ってる子とか、好きな子とかいないの?」
暗くなった空気を払拭したくて
明るい声を作って私は景くんに話をふった
「いない」
「意外。景くんいつも女の子に囲まれてるのに」
「まあ、不自由したことはねーな
俺、そこそこ顔いいし」
「自分で言っちゃうんだ」
「事実だろ」
あまり人が近付かないこの場所は元々
さぼり魔の景くんの隠れ場所
静かで落ち着くから
景くんがいない時でも
私はここでひとりでのんびりするようになった
「んで?間宮とはどんな感じなんだよ」
「…前よりはいいかな」
景くんに話を聞いてもらって
少し気持ちがすっきりしたおかげ
2週間位経ってようやく
間宮君から『逃げる』事をしなくなった
顔を見るのも、話すのも
前みたいに『普通』にできるように
ちょっとずつ頑張ってる
まだまだぎこちなくはあるけど
……まだ、胸は痛むけど
「さっさと他に好きなやつ見つけろよ」
頬杖をついた景くんが
表情を落とした私を少し心配そうに見てる
「もういいの」
首を横に振る
「もう、恋愛はしない」
傷付きたくない
自分に失望したくない
「……ふーん」
「景くんは?」
「あ?」
「付き合ってる子とか、好きな子とかいないの?」
暗くなった空気を払拭したくて
明るい声を作って私は景くんに話をふった
「いない」
「意外。景くんいつも女の子に囲まれてるのに」
「まあ、不自由したことはねーな
俺、そこそこ顔いいし」
「自分で言っちゃうんだ」
「事実だろ」