カフェオレでお願いします
「…」



ベッドの上で頭を抱える



……
………好きにならなければ良かった

告白しようとなんてしなければ良かった



今までの自分の勝敗歴を考えれば良かった


全敗だ

自分から告白して
うまくいった試しなんてない




「……でも、期待を捨てきれなかったんだよ……」



自分を擁護するようにぽつりとひとりごとを溢す



今回は

今度こそは


少しでも良い反応があると

脈ありかもと期待してしまって


うまくいくかもしれない

この人は私の事を「特別」だって思ってくれるかもしれないって



「…。」



でも



……もう、痛いくらいに分かった


そんなのはただの幻想だ


好きになったってどうせうまくいかない

傷付くだけ

自分に失望して落ち込むだけ


……
……
……



「……学校、行きたくないな」
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