カフェオレでお願いします
「ごめんねー、嬉しくてつい」
「つい、で人を殺しかけるな」
「いいよ、無事生きてるから」
てへっ☆と茶目っ気たっぷりと笑うひなみと
その頭を軽くこづきながら叱りつけるかすみに
苦笑を浮かべながら私は自分の席に座った
ひなみとかすみは高校に入学してからの友達で
性格は3人ともばらばらだけど
出会った当初から何故か不思議と意気投合して
高校2年生になった今も一番仲の良い友達だ
「あ、いお。
今日の1限目、自習になったよ」
「そうなの?」
1限の授業で提出するはずだったプリント
やるのを忘れていて
ペンを走らせていた私にひなみが言った
続けてかすみも言う
「なんか、先生急用でいないんだって」
「そうなんだ」
慌ててやる必要がなくなった事にほっとして
じゃあ後でやろうと
プリントをファイルにしまっていると
「はよー、間宮(まみや)」
「おはよ」
っ…!
聞こえた声にびくりと肩をあげる
びくびくしながら顔をあげると
今しがた教室に入ってきた間宮君と
ぱちりと目が合う
「……おはよ、神崎(かんざき)」
「…………おはよう」
ぎこちない笑顔と挨拶に胸が痛くなりながらも
私もなんとか挨拶を返した
……
…………だめだ
………………泣きそう
数日前に私が告白した相手
間宮廉(まみやれん)君
中性的な顔立ちで
誰にでも分け隔てなく接する優しい性格
笑った顔が幼くて可愛い
「つい、で人を殺しかけるな」
「いいよ、無事生きてるから」
てへっ☆と茶目っ気たっぷりと笑うひなみと
その頭を軽くこづきながら叱りつけるかすみに
苦笑を浮かべながら私は自分の席に座った
ひなみとかすみは高校に入学してからの友達で
性格は3人ともばらばらだけど
出会った当初から何故か不思議と意気投合して
高校2年生になった今も一番仲の良い友達だ
「あ、いお。
今日の1限目、自習になったよ」
「そうなの?」
1限の授業で提出するはずだったプリント
やるのを忘れていて
ペンを走らせていた私にひなみが言った
続けてかすみも言う
「なんか、先生急用でいないんだって」
「そうなんだ」
慌ててやる必要がなくなった事にほっとして
じゃあ後でやろうと
プリントをファイルにしまっていると
「はよー、間宮(まみや)」
「おはよ」
っ…!
聞こえた声にびくりと肩をあげる
びくびくしながら顔をあげると
今しがた教室に入ってきた間宮君と
ぱちりと目が合う
「……おはよ、神崎(かんざき)」
「…………おはよう」
ぎこちない笑顔と挨拶に胸が痛くなりながらも
私もなんとか挨拶を返した
……
…………だめだ
………………泣きそう
数日前に私が告白した相手
間宮廉(まみやれん)君
中性的な顔立ちで
誰にでも分け隔てなく接する優しい性格
笑った顔が幼くて可愛い