A Z T E C | 年上ドクターの甘い診察



そう言って、
先生は後ろから杏を抱きしめた。



急に感じる先生の体温。



先生の大きなカラダに、
杏は優しく包み込まれた。



これまでにないくらい、
胸が強く締め付けられ、



心臓の脈が、
みるみる加速していくのがわかる。



隠すこともできないこのドキドキは、
きっと先生にも伝わっているだろう。




「カラダ、結構冷えてるね」


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