A Z T E C | 年上ドクターの甘い診察


杏の口から出た本当の気持ち。


(どうしよ!! つい言葉に出しちゃった..///)


こんなにも自然に、
そして突然出ちゃうなんて。



「それ、彼女になってくれるってことだよね?」



ゆっくりした口調で先生が聞いてくる。


杏はその言葉に固まって動けない。
心臓だけがバクバクと音を立てている。



「杏…」


立ち上がった先生の顔が近づいてくる。


落ち着いた少し低い声で不意に呟かれ、
杏のココロがまたドキッとする。


先生との距離が0cmになる瞬間、
杏はゆっくりと目を閉じた。



ピピピピピ


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