A Z T E C | 年上ドクターの甘い診察
「体冷えないように早めに部屋戻ってね。
蓮のやつも杏の体調、結構気にかけてるみたいだったから」
広瀬先生が、私のことを?
白石先生とはどんな話をしたのだろう。
白石先生はそういうと、
まだ少しやることがあるからと、
残っていたコーヒーを飲み干して
行ってしまった。
コーヒーが1日の始まりではなく、
終わりになることもあるなんて、
杏は考えたこともなかった。