シンデレラには····程遠い

···kiss?


「俺が、外に出たら
直ぐに鍵を閉めて
風呂に入ってベッドへ入れ
わかったな。」
と、言う絢斗さんに
可笑しくて
クスクスっ、笑ってしまった。
「なんだ?」
と、言う絢斗さんに
「だって。
絢斗さんから見て
私は、そんなに小さな子なんだと
可笑しくて。」
と、言うと
絢斗さんは、不思議そうな顔をしていたから
「うふっ、わかりました。
お風呂に入って、直ぐ寝ます。」
と、敬礼しながらふざけて返すと
少し笑いながら
絢斗さんに抱き締められ
驚いていると
「鈴香は、可愛いな。」
と、言うから
「また、子供扱い。」
「子供だと思ってないぞ。」
と、言うと唇にチュッとキスをし
「子供には、こんなこと出来ないからな。」
と、平然と言う絢斗さんに
真っ赤になっていると
「もう少し先にするつもりだったが。
鈴香、俺はお前が好きだ。
付き合って欲しいと思っている。」
と、言われて
こんなステキですごい人が?
と、思っていると
「良い、返事を待っている。」
と、言うと
私のおでこにキスをして
頭の上に手を置いて
「鍵な。」
と、言って帰って行った。

えっ、うそ?
まさか···えっ、ほんと?

ああっ、いま、キスした!!!

もぅ····と、ゆでダコにみたいに
真っ赤になっている自分がいた。

すると····
❬ 鍵、したか? ❭
と、絢斗さんから
あっ····
❬ いま、しました。 ❭
と、慌てて返す。

笑っている絢斗さんが
想像できた。
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