シンデレラには····程遠い
···初めて
髪の飾りを丁寧に外され
ドレスを脱がされる。
ブラ付きのドレスの為
肌があらわになる
唇から首筋へと絢斗さんの
唇が這いながら
絢斗さんの手は私の胸を這う
他人に触られた事のない
身体は、ピクピクとしなる
絢斗さんもいつのまにか
スーツを脱ぎ
下着だけとなっていた
初めての私に
絢斗さんは、優しく、優しく
扱ってくれた。
「鈴香の中にこれが入る。」
と、私の手を取り
自身へと導く
固い····太い?···こんなの入るはずない
と、思っていると
広がりながら、少しずつ
入って·····くる······
「·····うっ····つう····うっ··ん··んん··っ··」
「···すま···んっ···すこっ···し··だけ···」
痛みに捕らわれながら
絢斗さんを見ると
額に汗をかき苦しそうだ。
じっと、止まったままの絢斗さん
ちょっと、すると
キスをされて舌を吸い上げられた時に
ズンと、絢斗さんの全てが入ってきて
「ひゃっ····ア····アン······」
「くっ·····せま···い··っ·····はぁっ····
だい···じょうっ···か····」
と、言う絢斗さんに
何とか頷くと。
顔中に沢山キスをされて
絢斗さんが少しずつ動きだす。
痛みは徐々に軽減していき
自分の声ではない、声が漏れ
口を押さえると
絢斗さんに押さえた手を外され
「可愛い、鈴香。」
と、言われる。
絢斗さんの動きは、深く、浅くを
繰り返し
「んん···っ···やぁ···っ···フッ····ァン····」
「んっ····はぁ····ん····」
意識を飛ばした鈴香を抱き上げ
シャワーを浴びせる。
髪も簡単に洗い
湯船に二人でつかる
何をされても目を覚まさない鈴香
身体を拭き、髪を乾かす
バスローブを着せ
ベッドへ。
鈴香のはじめを知らせるものを
剥ぎ取り、綺麗なシーツに変えて
鈴香を寝かせる
シーツは、わからないように
袋に入れて隅に置き
鈴香を抱き締め
鈴香の少しだけ開いた唇に
自分の唇をあわせる
すぐに自身がいきりたつが
それを気づかないようにして
鈴香を抱き締めた。
どうして、こんなに
愛しいのだろうか
今までにない自分に
自分自身、驚きと共に
温かくなるのがわかった。