シンデレラには····程遠い
絢斗は、秘書の潤と
ライナスの二周年パーティーに
来ていた。

後で、快斗も来る予定だが・・

前店長と現店長の前に
絢斗が挨拶をした。

絢斗が挨拶に出向くような
パーティーではないが
前店長には、長く店を
守ってもらっていたから
お礼を兼ねてパーティーにやってきた。

現店長の山本のピアノの
途中に快斗もやってきた。

快斗は、この山本の評判を聞いて
会って見たかったらしい。
まあ、美人ではある
ピアノの腕も良いが
俺は、興味はなかった。

少ししてから
「帰るぞ。」
と、言いパーティー会場から出ると・・
受付の所で、なにやら・・・
ざわざわ・・と

すぐ秘書の潤が動こうとするが
俺は、手で止めた

海外の男性とパープルのドレスの
女性が話をしていた。
その横で受付の女性がオロオロ
している。
男性は、フランス語で話をしていて
その女性と会話をはじめた。

「どうしたの?」
と、快斗。
潤が説明をすると
フランス語で話す男性と
パープルのドレスの女性を見て。

俺を見てから
ふ~んと
一人で呟いていた。

その女性は、パープル色
ワンショルダー膝丈ドレスで
袖はシースルーで少しバルーン系

見えている首から背中は綺麗な肌で
ブルージュの髪をハーフアップにして
大きく巻いてある。

スラリとした身長の彼女には
とても似合っていた。

決して美人ではなく
猫目がとても印象的で
鼻も口も小さくて
どちらかといえば
可愛い系?

流暢な彼女のフランス語を
聞いてから
絢斗は、その場を離れた。
< 5 / 83 >

この作品をシェア

pagetop