シンデレラには····程遠い
12月31日に鈴香の実家に向かう
鈴香の実家で大晦日を迎え
鈴香のお父さんと酒をかわす。
鈴香のご両親は
俺を我が子のように可愛がって
くれる。
鈴香の弟の葉瑠は、
カウントダウンショーがあり
帰国は年明けになるらしい。
鈴香と鈴香の両親と
元朝参りへと行く。
俺は、初めての事で
楽しかった。
お父さんは、飲み過ぎで
こたつに寝てしまった
お母さんが、笑っていたから
「布団まで、運びましょうか?」
と、いうと
「大丈夫よ。このままで。
絢斗さんは、鈴香をお願い。」
と、言われて
「はい。ありがとうございます。」
と、言って鈴香の部屋へと行く。
« コンコン »
鈴香の部屋のドアをノックして
中に入ると
お母さんと思っていたのか
ベッドに腰掛けて
驚いた顔をしている
俺は、クスリと笑いながら
「本当に俺を動かせるのは
お前だけだな、鈴香。」
と、いうと泣きそうな顔で
俺に飛び付いてくる鈴香を
抱き締める
「お父さんもお母さんも大好き
だけど、絢斗さんに会いたかった。
薄情な娘⋅⋅⋅⋅なんです⋅⋅⋅⋅⋅」
「そうか?俺は、そうは思わないがな。
鈴香のご両親と楽しく過ごせた。
元朝参り?も初めての経験で。
鈴香がいてくれるから
こんな気持ちを知って
味わえた。ありがとう。」
と、言うと
鈴香は、首をふりながら
「お父さんと一緒に呑んでくれて
ありがとうございます。
お父さん、凄く嬉しそうにしていた。」
「ああ。俺も楽しかった。」
と、話して鈴香にキスをしてから
鈴香のベッドに一緒にはいる。
「小さくて狭くてごめんなさい。
絢斗さん、お布団の方が
ゆっくりできるよ。」
「いや、このままで良い。
鈴香とくっついていたいから。」
と、言うと
真っ赤になりながら
うんと頷く鈴香。
何度も抱かれているのに
恥じらう鈴香が可愛くて
堪らなかった。
沢山のキスをして
「今日は、これで我慢する
だけど、明日の夜は
沢山抱く。」
と、言うと
顔をパッと上げて目を開き
真っ赤になる鈴香
愛しくてたまらない。
「そんな顔をするな
今も理性で我慢している。」
と、言うと
クスクス、笑いながら
「絢斗さんも我慢するのですね。」
と、言うから
「俺をそうさせるのは、お前だけだ。
鈴香⋅⋅⋅⋅⋅⋅愛してる。」
「⋅⋅⋅⋅⋅⋅⋅私も⋅⋅⋅わたしもっ、絢斗さんが
すきっ⋅⋅⋅⋅大好き⋅⋅⋅⋅」
と、言う鈴香を
抱き締めキスをしながら
眠りについた。