シンデレラには····程遠い

翌日は、鈴香のご両親と
新年を祝い
鈴香と共に鈴香の実家を出る。

鈴香は、残りの休暇を
俺と過ごしてフランスに戻る。

ご両親から
「身体に気を付けなさい。」
と、言われていた。

俺は、鈴香と一日ゆっくり過ごす為
旅館に宿泊し
のんびりと温泉につかる事にしていた。

鈴香は、びっくりしていたが
久しぶりの温泉と喜んでいた。

旅館は、別館があり
別館は、全てが個室で
露天風呂が付いていて
和洋室となっていた。

鈴香と二人で露天風呂に
入りたいが⋅⋅⋅⋅明るいと
恥ずかしがる鈴香に
夜まで待つことにした。

それまで、二人でブラブラと
散歩する。

旅館の女将が
鈴香と俺に浴衣を選んでくれて
着付けてくれた。
浴衣も俺には、初めての事だ。
「着物もたまには、良いものだな。」
と、言うと
「絢斗さんは、何を着ても
カッコいいから。」
と、言うから
「鈴香は、可愛くて、そそられる。」
と、言うと
フン、と真っ赤になりながら
よそを向いた。

本当に、可愛くてたまらない。
そんな鈴香と手を繋ぎ
あちこち見て回り
旅館に戻り
豪華な夕食をとる。
鈴香は、目をキラキラさせながら
「美味しい」を連発していた。

程よく酒も呑み
二人で露天風呂へと入る
星が綺麗で二人して見とれていた。

簡単に身体を洗い
鈴香を裸のまま
洋室のベッドへと運ぶ。

何度も身体を繋ぎ
ぐったりしている
鈴香を連れてとシャワーを浴び
和室の部屋へとうつる

「けん⋅⋅⋅とっ⋅⋅⋅さん⋅⋅⋅⋅
   もぅ⋅⋅⋅⋅む⋅⋅⋅⋅り⋅⋅⋅っ⋅⋅⋅んんっ⋅⋅⋅⋅」
「⋅⋅⋅⋅まだ⋅⋅⋅⋅だっ⋅⋅⋅⋅りん⋅⋅⋅⋅かっ⋅⋅⋅」
意識を飛ばす鈴香を
何度も呼び起こし身体を繋ぐ

離れていた分を取り戻す勢いの俺に
必死で答えようとする鈴香が
たまらなくて、何度も責めてしまった。

明日、鈴香は動けないだろうなぁ
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