頑張れDさん‼︎
頑張れDさん‼︎第14話
頑張れDさん‼︎第14話
あれから二週間ほどが過ぎDさんの奥さんも無事戻ってきて一応の解決(どんな解決だよ?)を迎えたみたいだった。
私は、何時もの様に仕事を終え自宅に向かっていた。
「?・・・あの車は!」
私の自宅近くのコンビニに、見覚えのある車が止まっていた。
(あの車は、司社長の所の車だな)
私は、その車の横に車を駐車し車を降りて司社長の所の車の運転席を覗いた。
その運転席にはスマホを真剣に見つめるDさんがいた。
(う〜〜ん、何故に、ここに居るんだ?)
「コン♪コン♪」
私は、車の窓を軽くノックした。
「あっ、あっ!」
Dさんはビックリして私の方を見た。
(何故、そこまでビックリするんだ)
Dさんが窓を開けて挨拶をした。
「あっ、お疲れ様です。ネピオンさん」
「うん、お疲れ様〜」
「あっ、ネピオンさん、待ってたんですよ〜」
「・・・・」
何故にDさんが、私を待っていたのか分からないが話しを聞いてみる事にした。
「Dさん、今日は何で私を待ってたのかな?」
「はい〜実はですね〜」
「Dさん、とりあえずコンビニの端に行って話そうか」
「はい」
私は、灰皿が設置されているコンビニの端にDさんと向かった。
私は、タバコに火を付け一息吸ってDさんに聞いた。
「なぁDさん今日は何かな?」
「あっ、すいませんタバコ貰えますか?」
「あっ、あ〜」
私は、Dさんにタバコを1本あげた。
「ありがとうございます。」
Dさんもタバコに火を付け、思いっきり吸って鼻から煙を出し話しだした。
「はい、実はですねぇ〜」
「うん」
「今日は、この先の山奥が現場だったんですよ〜」
「あ〜そう言えば、この前、司社長が言ってたなぁ」
「はい、でっ、今日は早く終わったから〜ネピオンさんを、待っていたんですよ」
「うん、なるほど〜でっ」
「はい、あれから〜」
「うん、あれから」
「はい、M美に毎日毎日LINEで謝って〜」
「うん」
「やっと帰ってきて貰ってー」
「うん」
「とりあえず、ほら〜俺、金ないじゃないですかぁ」
(何時もの事だろ!)
「・・・・まぁ〜」
「んでっ、俺は勇気を出してM美に言ったんですよ〜」
「うん」
(何故、勇気がいるんだよ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
D「M美さん、あの〜俺、お金無くなったから〜少し貰えないかなぁ〜」
M「はぁ〜何を〜」
D「うん、だからねぇ〜お金が無くなったからね〜」
M「あ〜そっ」
D「あっ、あの〜M美さん、せめて弁当代だけでも〜」
M「ふ〜ん、アンタさぁ〜この前パチンコ勝ったと言ってたじゃないの〜」
D「うん、だからね、あれは〜ほら、残りは殆どM美さんにあげたじゃない」
M「あ〜そうだったね」
D「だから、少し下さい。」
M「分かったわよ」
D「ありがとうございます」
M「はい!500円ね♡」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「まぁ、こんな感じだったんですよ〜」
「なるほど〜」
(はい!500円ね♡か)
「はい、んで、とりあえずタバコ買う金が、ですねぇ〜」
「・・・・なるほど」
「はい〜」
Dさんが、何故私をここで待っていたのか分かった。
私は無言で手持ちのタバコを全部あげた。
「ありがとうございます」
「うん」
Dさんは、私から貰ったタバコ早速1本くわえ火を付けた。
私は、横目でその姿を見ながら司社長に電話した。
『トゥルルルル♪ トゥルルルル♪』
「はい、司です。」
「もしもし、ネピオンですが」
「あ〜ネピオンさんお疲れ様」
「お疲れ様です。司ちゃん」
「あははは・・・」
Dさんはビックリした顔で私を見つめる。
「司社長、今ねDさんといるんだけど」
「お〜Dと居るの?」
「えぇ〜実はですねー」
「Dが、何かしたのか」
「いや、いや、何かした訳ではなくて」
「うん、なに?」
「うん、Dさんタバコも買えないみたいなんですよ〜」
「あ〜そう・・・・この前の、あれでかっ!」
「そう、あれで、でしょうね」
「あははは・・・」
「タバコも買えないんじゃね〜さすがに仕事中もイライラして禁断症状が出てマズいでしょ〜」
「あ〜〜確かに、まったく仕方ない奴だなぁ〜」
「まぁ、ニコ中ーだしね」
「あはははは・・・済まんが、ネピオンさん1万円立て替えて貰える?」
「まぁ1万円なら」
「Dに代わって貰えますか?」
私は、横でオロオロしているDさんに電話を代わった。
「はい、Dです、社長」
「D〜お前、タバコ代も奥さんから貰えないの?」
「はい」
「あははははは」
「あっ、いや〜社長〜」
「あはははは、まぁ、暫くは厳しいと思うがなぁ〜」
「はい」
「分かった、ネピオンさんに立て替えて貰うからさっ、前借りなっ!」
「はい、すいません、ありがとうございます。」
「ネピオンさんに代わってくれ」
「はい」
Dさんは司社長との話しが終わり電話を私に渡した。
「はい、代わりました。」
「しかし、あれだなぁ〜困った奴だなぁ〜」
「まぁ〜そうですね〜」
「あははははは・・・・済まんがネピオンさん1万円立て替えお願いします。」
「わかりました。」
Dさんは深々と頭を下げた。
私は財布から1万円札を出してDさんに渡した。
「はい、Dさん」
「ありがとうございます。」
「Dさん、次からは司チャンに頼んだら、俺も余裕無いからなっ」
「あ〜〜ネピさん所も厳しそうですからね〜」
「まぁ〜なっ!」
「すいません迷惑かけて〜」
「まぁ・・・それから、そのお金、奥さんに没収されない様にな」
「はい」
「見つからない様に隠しといた方がいいぞ」
「で・す・よ・ね〜」
私は、Dさんにお金を渡しコンビニで買い物をして帰宅した。
(Dさん、今は耐えろ何があっても耐えるんだ)
・・・・続く・・・・
あれから二週間ほどが過ぎDさんの奥さんも無事戻ってきて一応の解決(どんな解決だよ?)を迎えたみたいだった。
私は、何時もの様に仕事を終え自宅に向かっていた。
「?・・・あの車は!」
私の自宅近くのコンビニに、見覚えのある車が止まっていた。
(あの車は、司社長の所の車だな)
私は、その車の横に車を駐車し車を降りて司社長の所の車の運転席を覗いた。
その運転席にはスマホを真剣に見つめるDさんがいた。
(う〜〜ん、何故に、ここに居るんだ?)
「コン♪コン♪」
私は、車の窓を軽くノックした。
「あっ、あっ!」
Dさんはビックリして私の方を見た。
(何故、そこまでビックリするんだ)
Dさんが窓を開けて挨拶をした。
「あっ、お疲れ様です。ネピオンさん」
「うん、お疲れ様〜」
「あっ、ネピオンさん、待ってたんですよ〜」
「・・・・」
何故にDさんが、私を待っていたのか分からないが話しを聞いてみる事にした。
「Dさん、今日は何で私を待ってたのかな?」
「はい〜実はですね〜」
「Dさん、とりあえずコンビニの端に行って話そうか」
「はい」
私は、灰皿が設置されているコンビニの端にDさんと向かった。
私は、タバコに火を付け一息吸ってDさんに聞いた。
「なぁDさん今日は何かな?」
「あっ、すいませんタバコ貰えますか?」
「あっ、あ〜」
私は、Dさんにタバコを1本あげた。
「ありがとうございます。」
Dさんもタバコに火を付け、思いっきり吸って鼻から煙を出し話しだした。
「はい、実はですねぇ〜」
「うん」
「今日は、この先の山奥が現場だったんですよ〜」
「あ〜そう言えば、この前、司社長が言ってたなぁ」
「はい、でっ、今日は早く終わったから〜ネピオンさんを、待っていたんですよ」
「うん、なるほど〜でっ」
「はい、あれから〜」
「うん、あれから」
「はい、M美に毎日毎日LINEで謝って〜」
「うん」
「やっと帰ってきて貰ってー」
「うん」
「とりあえず、ほら〜俺、金ないじゃないですかぁ」
(何時もの事だろ!)
「・・・・まぁ〜」
「んでっ、俺は勇気を出してM美に言ったんですよ〜」
「うん」
(何故、勇気がいるんだよ)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
D「M美さん、あの〜俺、お金無くなったから〜少し貰えないかなぁ〜」
M「はぁ〜何を〜」
D「うん、だからねぇ〜お金が無くなったからね〜」
M「あ〜そっ」
D「あっ、あの〜M美さん、せめて弁当代だけでも〜」
M「ふ〜ん、アンタさぁ〜この前パチンコ勝ったと言ってたじゃないの〜」
D「うん、だからね、あれは〜ほら、残りは殆どM美さんにあげたじゃない」
M「あ〜そうだったね」
D「だから、少し下さい。」
M「分かったわよ」
D「ありがとうございます」
M「はい!500円ね♡」
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「まぁ、こんな感じだったんですよ〜」
「なるほど〜」
(はい!500円ね♡か)
「はい、んで、とりあえずタバコ買う金が、ですねぇ〜」
「・・・・なるほど」
「はい〜」
Dさんが、何故私をここで待っていたのか分かった。
私は無言で手持ちのタバコを全部あげた。
「ありがとうございます」
「うん」
Dさんは、私から貰ったタバコ早速1本くわえ火を付けた。
私は、横目でその姿を見ながら司社長に電話した。
『トゥルルルル♪ トゥルルルル♪』
「はい、司です。」
「もしもし、ネピオンですが」
「あ〜ネピオンさんお疲れ様」
「お疲れ様です。司ちゃん」
「あははは・・・」
Dさんはビックリした顔で私を見つめる。
「司社長、今ねDさんといるんだけど」
「お〜Dと居るの?」
「えぇ〜実はですねー」
「Dが、何かしたのか」
「いや、いや、何かした訳ではなくて」
「うん、なに?」
「うん、Dさんタバコも買えないみたいなんですよ〜」
「あ〜そう・・・・この前の、あれでかっ!」
「そう、あれで、でしょうね」
「あははは・・・」
「タバコも買えないんじゃね〜さすがに仕事中もイライラして禁断症状が出てマズいでしょ〜」
「あ〜〜確かに、まったく仕方ない奴だなぁ〜」
「まぁ、ニコ中ーだしね」
「あはははは・・・済まんが、ネピオンさん1万円立て替えて貰える?」
「まぁ1万円なら」
「Dに代わって貰えますか?」
私は、横でオロオロしているDさんに電話を代わった。
「はい、Dです、社長」
「D〜お前、タバコ代も奥さんから貰えないの?」
「はい」
「あははははは」
「あっ、いや〜社長〜」
「あはははは、まぁ、暫くは厳しいと思うがなぁ〜」
「はい」
「分かった、ネピオンさんに立て替えて貰うからさっ、前借りなっ!」
「はい、すいません、ありがとうございます。」
「ネピオンさんに代わってくれ」
「はい」
Dさんは司社長との話しが終わり電話を私に渡した。
「はい、代わりました。」
「しかし、あれだなぁ〜困った奴だなぁ〜」
「まぁ〜そうですね〜」
「あははははは・・・・済まんがネピオンさん1万円立て替えお願いします。」
「わかりました。」
Dさんは深々と頭を下げた。
私は財布から1万円札を出してDさんに渡した。
「はい、Dさん」
「ありがとうございます。」
「Dさん、次からは司チャンに頼んだら、俺も余裕無いからなっ」
「あ〜〜ネピさん所も厳しそうですからね〜」
「まぁ〜なっ!」
「すいません迷惑かけて〜」
「まぁ・・・それから、そのお金、奥さんに没収されない様にな」
「はい」
「見つからない様に隠しといた方がいいぞ」
「で・す・よ・ね〜」
私は、Dさんにお金を渡しコンビニで買い物をして帰宅した。
(Dさん、今は耐えろ何があっても耐えるんだ)
・・・・続く・・・・