【短】50%の愛


家の前につくと決まって慶太はキスをする。



優しくて…

甘いキス…



この時…
頭の中には剛兄は居ない。

慶太のさっき見た笑顔で埋めつくされている。


「じゃあ、また明日!」

「うん!またね!」



広い背中を見つめる。



好きだよ?



でも…でも―……





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