思い続けても叶わない
 高校に入学した。

 かずきと最後にラインしてから時間も空いてたためかずきのことはあまり考えなくなっていた。

 でもバスケのマネージャーになることだけは覚えていて、男子のバスケ部のマネージャーになろうとした。

 しかし、男子バスケのマネージャーは人気で自分はなれなさそうで、女子のバスケ部のマネージャーになることにした。

 最初の1週間は仮入部のため、マネージャーのお手伝いをした。

 ある日顧問の先生に職員室に呼び出された。

 なにを言われるのかとハラハラしていたが、先生は中学校からのわたしのプレーを知っていて、選手にならないかとすすめてきた。

 わたしはバスケが好きじゃないからやるつもりはなかったのだが、先生に勧められてそんなに言ってくれるならと、選手になることに決めた。
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