一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
真由ちゃんの言葉に冷静に思い返すと、、最後にシたのはいつだっただろうかと冷や汗が流れる。
確か彼との初体験は付き合った日。
それからは、、、、?
デートにも沢山出かけた。
彼の家にも泊まりに行ったし、私の部屋にも泊まりに来た彼。
そして何度も同じベットで朝も迎えた。
今日だってそうだ。
でも抱き合って眠っただけで、素肌を合わせたのはあの一度きり。
親にも紹介した仲なのに、、?
あれから何もないって、、普通はオカシイ?
確かに今まで付き合った男性とは会う度に、、だったような、、?
過去に拒んで険悪な雰囲気になって別れた事もあった。
でも彼とは〝そういう雰囲気〟にならなくても関係はとても良好だ。
だから真由ちゃんに言われるまで気にした事がなかったけれども、、もしかして、、、私達って普通じゃないのかな、、?
一度そう考え出すと、どんどんと思考が悪い方へと進んでいく。
でも病気でもない普通の健康な男性なら、恋人と2人きりの空間に居れば自然とそういう気分になるものでは?
彼は至って病気ではないし、とても健康だ。
しかも確か私とが〝初体験〟だと言っていた。