一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
「そういうものなのかな〜、、。取り敢えず、もうすぐで就業時間始まるよ。」
「いや!まだ見に行く時間はある!!!ほら!行くよっ!!!!!まぢイケメンだったから!、、少し無表情だけど。」
「えー。いいよ、私は。」
真由ちゃんは私の言葉が聞こえてないのか手を引かれ席をを立たされた。
そしてそのまま隣の部署へと連れて行かれる。
隣の部署とはガラス張りになっていて、声や物音などは聞こえないものの中の様子を見ることはできる。
人集りはできているなとは思っていたが、それがこんな理由だったとは知らなかった。
引きずられながら、営業課の入り口に立つと人集りの中心が見えた。
そこには真由ちゃんが言うように、1人の男性がいて矢継ぎ早に質問を受けている。
一応それらに答えているようだけど、なんだかとても冷たい。
そしてその横顔はとても疲れている。
「ほら〜あの子っ!!ね!?カッコイイ子でしょ!?!?身長も高いんだって〜!!少し冷たいそうな感じだけどそんな所もクールでイイ!!仕事も出来てイケメンでその上に長身!!最高優良物件じゃん!!」
「でも凄く疲れてるみたいだよ?こっちに戻ってきてまだ慣れないんじゃないかな、、。今はそっとしておいてあげようよ。それに真由ちゃんには真木さんがいるでしょ?」