一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》


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彼の部屋へと帰ってくると、いつもの雰囲気に逆戻りしていていつも通り彼が入れてくれたコーヒーを飲みながらソファーに座っていた。

初めて訪れた時の殺風景な部屋とは違って、一緒に過ごしていく中でモノが増えていった。






今では家具や家電も増えてクローゼットや洗面所にも私の私物まで置いてあったりと、とても賑やかな部屋になった。

あちらこちらに自分の存在を感じる度に嬉しい気持ちになるが、今日はそんな風に穏やかに過ごしたい訳じゃないのだ。







コーヒーを一気に流し込み、覚悟を決めて言葉を掛ける。












「暁人くん、コーヒーありがと。なんだか汗かいちゃったから先にシャワーもらっても良い?」

『勿論どうぞ。タオルは準備しておきますね。』

「あ、ありがとっ。」







少し挙動不審ではあるがバックに忍ばせておいたモノを背中に隠して浴室へと向かった。


隠してもってきたものは勿論、真由ちゃんと一緒に選んだセクシーなランジェリー。








それを持参したバスローブの間に挟んでからシャワーを浴びた。

いつも以上に念入りに身体を綺麗にしてから浴室を出る。




彼がいつの間にか準備してくれていたタオルで身体の水分を拭き取ってから例の下着に手を伸ばした。

普段私が着ているモノとは比べモノにならない程のセクシーな下着。






布の面積は極端に少なく総レースとなっていて、ショーツに関しては初めてお目にかかるTバックというやつで、、こんなの履いてないのとさほど変わらないくらいだ。


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