一途な彼は真面目で純粋で歳下で。《完結》
「、、私も一緒なの。だから、怖がらないでもっと本心を聞かせて、、?私は暁人くんが大好きだから嫌いになったりしないよ。」
そういうと彼は表情を歪め、声を荒げた。
『っ本当はもっと触れたいんですっ、、!でも、、人は欲張りだから触れたら〝もっと〟触れたくなって、そうしたらきっと今までみたいに我慢が効かなくなって、抱きしめて閉じ込めて離せなくなるんですよ!!!』
「うん、、。」
『だから初めて紗江さんと触れ合った後も、眠る紗江さんに触れたい衝動と欲望を必死に抑えて距離を取って、、その後もずっとっ、、、!』
「うん。それっきり触れてくれないから、、私に魅力がなさ過ぎてオンナとしてみれなくなっちゃったんじゃないかって不安だったの。」
『そんな訳ないじゃないですか!?紗江さんを壊してしまうんじゃないと不安で、、今日だってあんなに可愛い格好をした紗江さんを他の男に見られたくなかったです、、背中でさえ誰にも見せたくないんです!!!!』
彼の本心を聞いて、今まで不安に思っていた彼の行動の謎が全て解けた気がした。
モヤモヤしていたものがスッと消えていく。
「、、離さないで欲しいよ。もっともっと触れて欲しいの。だから、、暁人くんの中に閉じ込めて、、、?」