マスクの最強少女






「海斗〜!今日合コンいかねぇ?1人足りないんだわ」


「あ〜、良いよ。いつもんとこか?」


「そう!頼んだぞ!」





俺は宮本海斗17歳。
身長高くて顔面も中々良いらしいからモテるんだけど、周りの奴らからしたら遊び人らしい


来るもの拒まず去る者追わずってやつを忠実にしているだけで、

決して家庭環境が悪いわけでも、嫌われているわけでもないが

遊んでいられる今をただ楽しんで、楽しみと刺激を味わうのがおれの趣味みたいなものー



そんなやつだけど、一応高校の生徒会長。
これこそ学生時代しかできない醍醐味


そう、ただ生活を楽しみたいだけの行動で、悪気があったわけじゃないが

ま、たまぁに反感を買うこともあったり…笑




友人に、慣れた合コンの数合わせをされて3時間ほど。

二次会はそれほど楽しくないから行くことはない

すっかり暗くなった夜道を歩く



この道ってこんなに不気味だったか??

いつも通る所なのに、やけに静かできみ悪い…


気配を感じて、バッと後ろを振り返って構える
空手をやっていたから、ある程度の力男でも倒せるはず…


でも、誰もいなかった

ビビらせんなって心の中でイラつきながら前に向き直すと



「…っ、?」


5メートルほど先に見覚えのある女が立っていた


「…お前、」


前にちょっと遊んだ女だ。ただ、様子がおかしい…
体の周りから放たれているぼんやり赤い光。徐々にこっちに近づいてくる


「海斗…さん…?」


名前を呼ばれたとき、本能でやばいと感じた
気づかれないようゆっくりと後退る


「なんですか、」


「…私の、事…好きじゃないの…?」

ゆっくり顔を上げながらこっちを向いた

…そうだ。この人、私と付き合ってとしつこかったストーカー女、



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