マスクの最強少女
「昨日はなんてメッセージしたの?」
「あなたのお仕事に興味があります。一度見学させていただくことはできますでしょうか?」
…これが良いのか悪いのか。
「パソコンに貼っている付箋に、これから使う携帯の番号などが書いてありますので、その携帯のSNSアカウントを1つ作って貰えますか?」
「え、?あ、OK」
俺は新しいアカウントを開設した。
その間にも、隣ではサクサクと返信の作業をしている
「はい、アカウントできたよ?何か投稿する?」
「…いや、プロフィールの所に“見る専用”と加えてください」
見る専用…っと。確かに投稿することもないしな
「こちらも返信完了です!すぐに返事がくると思いますよ
あ、そうだ!私が弟子にしてもらうことができたら、宮本くんには観察というか…
見守り役をお願いしたいんです」
「見守り役?」
おれは高地麗也とは接触しないってことか
「私の体内にはGPS、カメラ、盗聴の機能が備わっています。
なので、宮本くんのパソコンとつなげることができるんです
…もし、私に何かあったらそこに警告が届くようになっていて
宮本くんには、私の任務時に監視をお願いしたいのです」
「監視役、ねぇ…」
「私の右目がカメラになっているんです。…けど、なかなか画質が悪いと思うので、ほとんどが盗聴になると思いますが。笑」
衝撃の事実が大量に舞い降りてきて、久しぶりに神代さんの話について行けなくなった…。