マスクの最強少女
「…ごめん椿ちゃん、。さっき隣町で、工場とその周辺が連鎖爆発する事故があって…
レスキューと救急車が入れないほど瓦礫が出てる。そこで椿ちゃんに応援要請があったんだ、
…どれだけ時間がかかるかはわからない、。」
「いや、なんで神代さんがそんな所によばれるんだよ?」
彼女の仕事には関係がない
「…椿ちゃんは物を破壊することも移動させることも簡単にできる
危険な状態の人がいれば椿ちゃんの力である程度の状態まで治してから病院に搬送するらしい
そんなことしたら体力の消耗も激しいし、俺も断ろうとしたんだけど…
国からの要請まで出してきて、断れなかった…」
救助するだけでも大変な仕事だ。怪我を治せなんて意味のわからない無茶と言うか、
人をなんだと思ってんだ。
「…分かりましたすぐに向かいます」
「神代さん行くの?!」
「もちろん。ちゃっちゃと終わらせて、明日学校にきます!」
…馬鹿言うな、青木だってどれだけ時間がかかるかわからないって言ってんのに、
「青木さん行きましょう」
「待って!俺も行く、何も出来ないけど…」
神代さんばかり大変な思いをしている
「学校が終わって、もし来てくださるのであれば
私角砂糖より黒糖が好きなので、黒糖と砂糖水、忘れずの持ってきてくださいよ?笑」
まだ14歳だぞ…
「俺迎えにくるからさ」
2人じゃ颯爽に出て行った
こういう時、自分の無力さを何倍にも感じて
がっかりする