マスクの最強少女
「海人おはよ〜。顔どうしたそれ笑」
「おはよう…まぁ、色々と。
と言うか、いつもよりはえーな」
生徒会の朝は早い。挨拶だとか掃除だとか、まぁ早い
他の委員会もやれっつうの。
掃除は嫌いじゃないけど、この広い敷地を少人数に任せるなって
今教室に入って来たのは、同じクラスの森田圭人
こいつも生徒会の仲間で、俺の事ををよく知る人物だ
「昨日転校生が来るって先生が言ってて、必要な資料とかを集めとけって言われたんだよ」
「転校生?」
なんで圭人が知っていて会長の俺が知らないんだ。
「多分海斗に言い忘れてるよ先生。笑」
「あの野郎…」
顧問のやつはマジ適当過ぎて、頼りになんねぇ…
「俺らのクラスに来るらしいから、お世話がかりは海斗だな」
「…まぁいいわ。男?」
「女の子だって!初日からグイグイ行くなよ〜笑」
「分かってるわ笑」
流石に初日からちょっかいかけねぇし、どんな子かもわかんねぇしな