マスクの最強少女
「犯人は1人なわけじゃん。しかもそれ程力強いやつとも思えねぇし…
何が危ないんだ?」
こんな奴、空手をやっていた俺や、運動神経の良い青木だったら一発だろう
「本当弱そうだよねこいつ笑
でも、怒らせた時は中々ヤバいと思う。
触れてはいけないものに触れないためにも、椿ちゃんじゃないと話せない」
「…なるほど」
ひと通り内容を読み切ると、神代さんが帰ってきた
「青木さん、これでいいですか?黒い服」
高地から黒の服で来いという指令があったので、
彼女のきているのは黒いワンピース
「いいじゃん!めっちゃ可愛いよ〜!」
初めてみた私服はとても似合っていて、青木も親バカ状態にべた褒め
「2人ともちょっと寝る?ここ出るまで結構あるけど」
「いや、俺はいいや。高地の情報でも探ってるわ」
「さすが勉強熱心!椿ちゃんは?」
「私も起きてます。色々段取りしておきます」
そう言って、この前も見たお久しぶりのでっかい角砂糖の箱を置いた
これから12時間以上…いや、16時間近く起きることになるであろう神代さんは寝なくてもいいのかと、
心の中で何度言ったことか…
結局言えず仕舞いですが。
「じゃあなんかあったら事務室に電話かけて!俺も下で仕事してくるわ」
そこから、神代さんが出るまで2人に。