マスクの最強少女
「俺にはまず理解ができないんだよな。殺人とか、全く関係のない世界だったから。
殺したい奴がいて、そいつが本当にどうしようもない奴であっても、依頼をする自体間違ってる」
「ふふっ笑 その通りですよね。私もそう思います
裏警察も警察も、高地さんを捕まえろ、絶対に逃がすなとやけになっていて
捕まれば確実に死刑になるでしょう。
そりゃあ、次の殺人なんかさせてはいけないし、止めないといけません
でも…ただ捕まえてはい終わりだなんて、おかしすぎるバカすぎる。
彼自体の心なんか気にもしないで裁判にかけられバイバイ、それじゃあ意味がない
心から救わないと…私に仕事が回ってきた意味がないです」
真剣な眼差しでパソコンと向き合い、自分に言い聞かせるように話し続けた
「この考えを、宮本君に押し付けるつもりはありません。
ただ…頭の片隅に、全部が全部、犯人が悪いということは少ないという事は知っていてください」
俺の方を向き、少し微笑んで話を締めた
「うん、わかった」
その後、裏警察を出るまでは必要最低限のことしか言葉を交わさなかった。